お城の名前は忘れても、あの味は忘れない

ライフ

皆さんは旅行をするときは、何に重点を置かれますか?
有名な観光地で記念写真を撮ったり、憧れのブランドショップでお買い物するのも良いですよね。

筆者はもちろん、その土地ならではの美味しいサンドイッチを食べることが旅の最大の目的です!

現地に行く前にガイドブックやインターネットを使って、美味しいと評判のお店をピックアップして、お店へのアクセス方法や人気メニューを調べて準備万端!

でも今まで旅先で食べたサンドウィッチで思い出に残っているのは、そのようにして事前に調べて足を運んだお店のものではなく、何気なく入った街角のお店のものだったりします。
もちろんガイドブックに載っていたお店のサンドイッチも申し分なく美味しかったのですが、偶然の出会いほど印象に残ります。

今回は筆者が以前、フランスにひとり旅をした際に出会ったサンドイッチをご紹介したいと思います。

フランスは言わずと知れた美食の国。
パリ市内の市場は様々な食材を売る方々と、それらを買い求める人々で熱気に溢れています。

新鮮な野菜が所狭しと並べられている
チーズの消費量1位のフランス。なんと一人当たり年間26.2kgも消費するそうです。
フランスといえばやっぱりフランスパン

フランスのサンドウィッチと言えば、バターを塗ったフランスパンにハムを挟んだ「ジャンボン・ブール」が有名ですよね。
ですが、筆者が出会った思い出のサンドイッチはこちらなんです。

ホットサンド「クロックムッシュ」をコーヒーと共に

パンにハム・チーズ・ベシャメルソースやモルネーソースを挟んで焼いた「クロックムッシュ」は、パリのオペラ座の近くのカフェで誕生したと言われています。
「かりっとした紳士」という意味で、こちらの上面に目玉焼きを盛り付けたものは「クロックマダム」と呼ばれます。
サンドウィッチの一種ですが、こちらは直接手で持って食べるのではなくナイフとフォークで頂きます。
フランスらしい、何ともお上品なサンドイッチですね。

濃厚なソースとチーズがたっぷり使われているので、なかなか重ためのサンドイッチではありますが、あまりに美味しくてあっという間に完食してしまいました!
使われているパンは、普通の食パンのようですが何でこんなに美味しいのでしょうか。
実は、食べる前は全然期待していなかったのですが…(失礼しました)
やはり本場は違いますね。

でも、こちらのクロックムッシュの味が忘れられない理由はもう一つあります。

こんな美しい景色を見て、こんな可愛らしいオープンカフェで食べたら美味しいに決まっています!
あの時、あの場所で、あのクロックムッシュに出会えて良かった♡
本当に旅は一期一会ですね。

実はこちらのカフェは、あるお城の見学に行った時にたまたま入ったお城の敷地内のお庭にあるカフェなんです。

お城もさることながら、周りを取り囲むお庭の美しさに心を奪われます

本来の目的であるお城の見学の記憶は、かなり曖昧です。
お城の名前すら思い出せません。

「花より団子」なフランス旅行の思い出の味のご紹介でした。


思い出の味の再現にチャレンジ!


クロックムッシュの材料は至ってシンプル。
これなら自分でも作れるかも⁉︎と思い、フランスの思い出の味を再現してみました。

かりっと焼けた「クロックムッシュ」
目玉焼きを乗せて「クロックマダム」

ベシャメルソース作りから頑張ってみました。
肝心のお味はというと…
もちろん本場フランスの味には到底及びませんが、美味しく頂きました。

ベシャメルソースは電子レンジで作る簡単なレシピもあります。
皆さんも是非チャレンジしてみてくださいね。

ではでは。

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