皆さんは、「名前当てゲーム」ってしたことありますか?
カードに書いてある物の名前をその物の固有名詞は使わずに、いろいろなヒントを出して正解まで導いていくアレです。
もし皆さんが名前当てゲームで「サンドイッチ」のヒントを出すとしたら、どの様なヒントにしますか?
「片手でも食べられる物」
「人の名前でもある」
「イギリス生まれ」
…なかなか難しいですよね(笑)
そもそもサンドイッチって、何かしらの具材をパンで挟めばサンドイッチと呼んで良いのでしょうか?
それなら、ハンバーガーもサンドイッチなの⁉︎
色々と疑問が出てきますね。
そこで今回は「そもそもサンドイッチって何? サンドイッチの定義と種類」というテーマでお送りいたします。
サンドイッチの定義
サンドイッチはパンに肉や野菜などの具材を挟んだり、乗せたりした料理の総称として用いられています。
その形状や種類は多種多様で、国や地域によって異なります。
2枚のパンで具材を挟んだサンドイッチが一般的ですが、他にも具材を巻いて作ったものやパンの上に具材を乗せたものもサンドイッチの一種として分類されています。
また、独立した料理として扱われることの多いハンバーガーもサンドイッチの一種で、「バンズ」」と呼ばれる甘味や塩味が少ない丸パンに、牛挽肉をハンバーグ状にした「ミートパティ」を挟んだものです。
日本では具材の名前を用いて「カツサンド」「ツナサンド」といったように「〇〇サンド」の略称で呼ばれることもあります。
サンドイッチの種類
上記でも述べましたが、サンドイッチはその形状や種類は多種多様で、国や地域によって異なります。
ただ大まかにその形状から分類すると、5つのタイプに分けることができます。
クローズドサンドイッチ
「クローズドサンドイッチ」は、2枚のパンで具材を挟んだもので、多くの人が「サンドイッチ」と聞いてイメージする一般的なサンドイッチです。
略して「クローズドサンド」とも呼ばれます。
この「クローズドサンド」を基本として、3枚のパンで具材を挟み、2層になったものを「ダブルデッカー・サンドイッチ」、4枚のパンで具材を挟み、3層になったものを「トリプルデッカー・サンドイッチ」と呼びます。
「クローズドサンドイッチ」の一種である「クラブハウスサンドイッチ」は、トーストしたパンを3枚用いて作るのが基本です。
ちなみに「クローズドサンドイッチ」には主に食パンを用いるのですが、日本ではパンの耳を切り落とすのが一般的ですが、欧米ではそのまま残しておくのが一般的です。
オープンサンドイッチ
「クローズド・サンドイッチ」が、2枚のパンで具材を挟んだものだったのに対して、「オープンサンドイッチ」はパンの上に具材を乗せたものを指します。
北欧が発祥と言われていて、デンマーク料理のスモーブローが代表的です。
フォーマルなスタイルではお皿に乗せてナイフとフォークで切り分けて食べることもあります。
前菜として用いられるカナッペも「オープンサンドイッチ」の一種です。
サブマリンサンドイッチ
「サブマリンサンドイッチ」は、細長い楕円形のパンに縦方向に切り込みを入れて、そこに具材を詰め込んだものです。
その形が潜水艦に似ていることから「Submarine」や、略称の「Sub」と呼ばれています。
イタリア系アメリカ人がよく食べていたことから、「イタリアンサンドイッチ」と呼ばれることもあります。
アメリカに本社を置く「サブウェイ(SUBWAY) 」が提供しているサンドイッチが、この「サブマリンサンドイッチ」のタイプです。
ポケットサンドイッチ
「ポケットサンドイッチ」はその名の通り、ポケットのように中が空洞になっているパンに具材を入れたサンドイッチのことです。
イタリアのピザの起源とも言われる、中東の人々の主食である「ピタ」は、中に野菜や肉、豆類などの具材を入れて「ピタサンド」として食べます。
日本では「ポケットサンドイッチ」というと、厚めの食パンに切込みを入れ、その中に具材を詰め込むのが一般的です。
ロール(ラップ)サンドイッチ
「ロール(ラップ)サンドイッチ」は、具材と生地を巻いたものを言います。
小麦粉で作られたトルティーヤに具材を乗せて巻いたメキシコ料理の「ブリトー」がすぐに思い浮かんだ方も多いかと思いますが、アメリカ合衆国では、ブリトーは法律上サンドイッチとは別の料理だとする判例があるそうです!
法律上の定義があるなんて、ちょっと驚きですよね。
まとめ
今回は「そもそもサンドイッチって何? サンドイッチの定義と種類」というテーマでお送りしましたが、いかがでしたか?
「サンドイッチの歴史」ビー・ウィルソンでは、サンドイッチの発祥や歴史について記されています。
あんぱんがサンドイッチの一種に分類されているのが、日本人としてちょっと納得いかないですが(笑)
意外と知らない「食」の歴史が学べるのでオススメですよ!
サンドイッチに挟むという意味はありませんが、パンに具材を挟む調理法に因んで、両側から挟まれたものを「サンドイッチ」や「サンド」と呼ぶものも多くありますよね。
ちなみに筆者は甘党でもあるので、バターサンドが好きです(笑)
サンドイッチの定義は国や地域によっても違ったりして、曖昧なところがあるのも確かです。
でも定義がどうであれ、今日もサンドイッチの美味しさは変わらないですよね。
それで十分な気がしませんか?
皆さんも自由にサンドイッチを楽しんでくださいね。
ではでは。
コメント